猫を初めて飼う方へ:猫をお迎えしたらすること②

この子だ!という猫ちゃんと巡り会え、家に迎え入れたら。その後どのように猫ちゃんとの生活を開始すればよいでしょうか?
健康に、仲良く生活するためには、飼いはじめに5つのポイントをおさえておくと効果的です。

前回の『猫を初めて飼う方へ:猫をお迎えしたらすること①』に引き続き、ポイント3~5をチェックしていきましょう。

  1. 環境になれてもらう
  2. トイレなどのしつけ
  3. 食事
  4. お手入れ
  5. 健康

後半は、5つのポイントのうち3~5のポイントを解説していきます。

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食事

人間の赤ちゃんが母乳から離乳食、大人と同じ食事まで月齢、年齢に合わせた食べ物があるように、猫ちゃんも月齢に合わせた食事が必要です。
特に、小さい猫ちゃんを飼う場合は注意が必要です。

生まれたて〜生後3週間
子猫用のミルクを哺乳瓶で与える。
牛乳は子猫にとっては栄養不足であることや、下痢を引き起こす場合があるので与えてはいけません。
生後3週間〜2ヶ月
生後6~8週間ほどでミルクは卒業し、子猫用フードと水だけの食事に移行していきます。
子猫用フードは、最初はミルクや水、お湯などと合わせてふやかせた状態であげると良い場合もあります。
猫ちゃんの好みを見ながらあげると良いです。
生後2ヶ月~3ヶ月
子猫用フードを与えます。子猫用ミルクは2ヶ月目くらいを目安に卒業します。
生後4ヶ月~
引き続き子猫用フードを与えますが、食事の内容や量は、成長に合わせて調整する必要があります。
また、生後5ヶ月頃までは一度にたくさんの食事をとることができないため、1日の食事は4~5回と小分けにして与えると良いです。
生後12ヶ月頃~
生後12ヶ月頃を目安に固形フードを朝晩の1日2回にできるよう調整していきます。

子猫は胃が成猫より小さく、一度に多くの食事ができません。
ただし、成長期のため十分な栄養を与えることが必要です。
猫ちゃんの様子を観察しながら細やかに食事を調節することが必要です。

 

お手入れ

猫ちゃんに清潔で快適に過ごしてもらうため、飼い主さんがお手入れをお手伝いしてあげると良いでしょう。
適切なお手入れはスキンシップにもなり、飼い主さんと猫ちゃんの絆をより深めることができます。

ブラッシング
猫ちゃんは自分でよく毛づくろいをしますが、届かない箇所は飼い主さんがお手伝いをしてあげると良いです。
爪切り
猫ちゃんは足を触られるのを嫌うため、いきなり爪切りをしようと押さえつけると嫌がって逃げ出してしまいます。
日頃から足を触ってもストレスに感じないよう、スキンシップをとっておくことをおすすめします。
また、猫ちゃんが暴れて予期せぬ怪我などがないよう、爪切りは、猫ちゃんがうとうとと眠くなっているときやリラックスしているときにそっとしてあげると良いでしょう。
歯磨き
歯周病にならないように、できたら猫ちゃんにも歯磨きをしてあげたいところです。
いきなり歯磨きを口に入れようとすると、抵抗して逃げてしまう可能性があるので、徐々になれさせることが重要です。
最初は、猫ちゃんの好きなのどをさわるときに口の周りをマッサージ。慣れてきたら前歯の間に爪をひっかけ口をあけるようにする。そして、指を口の中に入れてみる。
嫌がらないように段階を追ってなれさせ、最後に小さな歯ブラシを使ってやさしく歯磨きをしてあげます。

 

健康

猫ちゃんには長く、健康でいてほしいですよね。ですが、猫ちゃんの病気は分かりにくく、気づいたら病気が進行していたということも。
そうならないためにも、日頃から病気の対策をしておくことをおすすめします。

猫ちゃんの健康のためには、予防注射や去勢・避妊手術などお近くの動物病院で相談をしながら対応していくと良いでしょう。