猫に欠かせない尻尾にはどんな役割があるの?

猫にとって尻尾は欠かせない存在です。
尻尾は感情を表すバロメーター的な要素もあり、実は猫のバランス感覚の良さも尻尾のおかげなのだとか。猫の尻尾の役割についてみていきましょう。

猫の尻尾にはいくつかの役割が存在しています。
そもそも猫のしっぽは左右4つに分かれる筋肉と尾椎、さらに8つの筋肉によって構成されています。
その為細かな動きもお手の物なのです。

例えば猫といえば高いところからジャンプをすることや塀の上を歩く姿をイメージする人もいるでしょう。
猫だけでなくチーターなどネコ科の動物は尻尾でバランスを取っていることが多く、ピンと尻尾を立てることでバランス感覚を保っています。

他にも感情が荒立っている時や怒っている時、緊張している時は自分をより大きく見せるために尻尾をふくらませることもありますし、逆に尻尾を足の間に挟んで丸めている時は怖い時や服従するといった意味を持ちます。
猫が本当に信頼している飼い主にだけ見せる尻尾を立てたまま歩いてくる姿は愛情表現の一種でもありますね。

猫の尻尾は生活していく上で欠かせないものでもあり、感情表現やバランス感覚を保ちます。
日本の猫は短めの尻尾を持っている場合が多いのですが、長さなどはこの機能に比例しないようです。