猫が二本肢になっている理由とは?

猫は皆さんも御存知の通り、4本肢で歩く生き物です。
柔軟な体で高いところに登ったり降りたりするのにこの4本肢は欠かせない存在です。

でも、ときどき2本肢で立ち上がる姿を見せてくれることもあります。
猫が2本肢になっているのはどんな理由があるのでしょうか。

猫にとって2本肢になるのは以下の場合が考えられます。

・少しでも自分の体を大きく見せる為に「威嚇」している時
・興味のあること、聞きなれない音に対して見えないから背伸びをしている時
・餌やおやつがあって飼い主におねだりをしている時
・トイレで力みたい時に、2本肢になることも。

猫が2本肢になるのは「本能的」なもので、何か理由が存在するわけではありません。
本来猫は2本肢で歩く必要もありません。無意識に行っている仕草にすぎないのです。

猫の肢は、もともと後ろのほうが筋肉も強くできています。その為、直立姿勢を取ることもありますしそのままの姿勢をキープすることも決して難しいことではないのです。猫というのはもともとバランス感覚に優れているので立つのが得意な生き物でもあるのです。

とはいえシニアになると二本肢でいると腰に負担がかかってしまいがちになります。
進んで二本肢になるのを躾けるのは止めましょう。