木造のアパートのメリット・デメリット

木造アパートを選ぶと、音が筒抜けで暮らしにくいといったイメージがあるかもしれません。
しかしそのような騒音はマンションでもありえます。
木造アパートにもメリットがありますので、あえてそれをご紹介しましょう。

まずは昔ながらの家で生活できること。
木造アパートは新築の家ではなかなか見ない、古い風情を残していることが多いです。
たとえばきれいなフローリングではなく、古い板づくりの床に、畳の居間、アルミサッシのはまっていない古い造りの窓といったものです。
実際の造りは各アパートによるものの、総じて近代的な造りにはなっていません。
昔のドラマに出てくるようなノスタルジックな生活がしたい方には、たまらないアパートになるでしょう。

そのような趣味嗜好の面以外にもメリットがあります。
それは通気性です。
木造アパートは鉄筋コンクリートのマンションよりも通気性が高く、湿気が溜まらないんですね。
見えないところで空気が入れ替わりますので、新鮮な空気の中で生活できます。

このほか、木造アパートはそれほど人気の高い物件ではないため、家賃が安いものが多いのも利点ですね。
安いものでは家賃1万円台といった物件も見つかります。
ほかの物件では難しいレベルの水準まで、この条件なら家賃を抑えられます。

このようなメリットがありますが、もちろん木造アパートだからこそのデメリットもありますので紹介しましょう。
通気性がいいため、冬は冷えやすいんですね。
部屋で暖房を入れても、通気性がいいためにその熱が外へと逃げていくため、鉄筋コンクリートのマンションなどよりは、寒さを実感しやすいんです。
寒さが苦手な方は、やや気を付けたいポイントです。

ただし、通気性がいいために、冬にありがちな結露が付きにくいといった特徴があります。
コレが原因で窓際にカビが発生することも避けられますよ。
また、お部屋の中自体に湿気が少ないため、やはり冬場のカビの発生も抑えられます。

このように木造アパートにも多くのメリットがあります。
割と快適に暮らせますので、昔ながらの生活に憧れている方などオススメですね。