お部屋設備の名称と説明①〜不動産用語集〜

お部屋探しの際、普段はあまり使わない独特の不動産用語を見かけますよね。
これらの名称についてご説明します。

基本的に知っておきたいのは、お部屋の設備の基本となる間取りについての用語ですね。

たとえば一人暮らし用のお部屋では「1R」や「1K」といった間取りが多くなり、家族用となると「3LDK」といった間取りが増えますよね。
これらの設備が何を意味するのか、R、K、DKなど、それぞれの間取りをご紹介します。

まずRですが、これは本当に1部屋だけしかお部屋がない、もっともシンプルな間取りです。
お部屋は基本的に1部屋だけで、そこにキッチンから収納スペース、ベランダがある場合はベランダなど、すべての設備につながっています。
トイレやお風呂もすべてこの台所兼居間の1部屋に直結しています。

次にKとは「キッチン」のことで、キッチンがある部屋のほか、主な居住スペースとなる居間があるという間取りです。
Rと並んでシンプルな間取りで、主に単身者用のアパートなどで多いですね。
Rとの違いは、キッチンスペースと居間との間に仕切りがあるかないかです。
Rの場合は仕切りがないため、台所と居間を兼用する形になりますが、Kの場合は台所は台所、居間は居間と区別できます。

トイレやお風呂は主に台所側のスペースに作られていることが多く、ベランダや収納スペースなどは居間に作られていることが多いですね。

ではDKは何かというと、これは「ダイニングキッチン」のことで、食事を取れるくらい広いスペースのある台所兼居間といった間取りのあるお部屋です。
Kとの違いは、キッチンのある部屋の広さですね。
Kの方の台所はあくまで料理や炊事をするだけのお部屋で、広さは1〜2畳ほどです。
それに比べてダイニングキッチンとなるお部屋は合計6〜7畳あることが多く、家族そろっての食事なども取れるくらい広い台所兼居間です。

この主な台所兼居間がさらに広くなると「LDK」となります。
「リビングダイニングキッチン」のことで、この主な部屋が8畳以上のスペースになると、DKからLDKと呼ばれることが多くなります。

他にも頭についている数字は、そのお部屋の主だった設備を除いたお部屋の数になります。

たとえば1Kの場合、Kはキッチンですから、このキッチン部屋を除いて、あと1部屋あるという意味になります。
キッチンがあり、それに加えてあと1部屋あれば十分という方は、1Kの設備で十分だと判断できますね。

これが2Kになると、キッチンを除いてあと2部屋あるという意味になります。
1Kではお部屋が足りず、あともう1部屋くらい欲しいと思う方には、2Kがオススメとなりますね。

では1DKとなると、どういうお部屋の設備になるのでしょうか?
これは主だったお部屋が「ダイニングキッチン」となり、キッチン付きの広めのお部屋があります。
コレの他に、あともう1部屋あるのがこの間取りになりますね。
もしこれが2DKとなると、広いダイニングキッチンのほかに、あと2部屋あるという間取りになります。

LDKの場合も同じで、主な設備となるのはさらに広いキッチン付きの居間、リビングダイニングキッチンです。
これのほかに、あと数部屋あるという間取りになるんですね。
1LDKなら、キッチン付きの広いリビングのほかに、あと1部屋あります。
3LDKなら、リビングのほかにあと3部屋あるわけです。

ちなみに各間取りで用意されているそれぞれのお部屋の広さは、各物件によります。
たとえば2Kの場合、キッチンの他に6畳のお部屋が2つあるという物件もあれば、片方のお部屋が8畳で、もう片方が3畳といった物件もあります。
3LDKの場合、10畳のLDK1つ、6畳のお部屋2つ、4畳のお部屋1つといった物件もありますし、8畳のLDKに6畳のお部屋が3つという物件もありますね。
それぞれの設備があるのは間違いありませんが、どれくらいの広さのお部屋がどう配置されているのかは、それぞれの物件ごとにチェックが必要です。